さびた銀製品をきれいにしよう

みなさんの家には,どんな銀製品がありますか?身近かにある銀製品といえば,お母さんのネックレスやペンダント。スプーンやお皿等の食器といったところでしょか。意外なところでは仁丹や,アラザンというケ一キのトッピングなどに使う銀色の癌の表面にも銀が塗られています。

 コイン屋さんへ行けば,昔の銀貨や,外国や日本で発行された記念銀貨が売られていますし,デパート等の彫金コーナーでも,1O00円以下で銀の板や棒を手にいれることができます。銀は貴金属の仲間なのでずいぶん高いのではと思われますが,金やプラチナと比べるとはるかに安く,手に入れやすいのです。しかし,意外にさびやすいのが銀の欠点です。普通,金属がさびるというと酸素と結び付くことが多いのですが,銀の場合は硫黄と結びついて黒い硫化銀というものになってしまいます。硫黄(硫化水素)の臭いの強い温泉に銀のネックレスをして入ったら,いっぺんに黒くなってしまったという詰もあります。

 ところが身の回りにあるもので,さびた銀を簡単にきれいにする方法もあるのです。身近かなものを使って銀をさびさせたり,きれいにしたりする実験をしてみましょう。
銀を黒くさびさせる方法

銀は硫黄分と結びついて黒くなるのですが,どんなところに硫黄分があるのでしょうか? おもしろいところでは卵の中にたくさんの硫黄が含まれています。アツアツのゆで卵に銀の棒や銀貨を差し込んでみましょう。この他、ムトーハップ(610ハップと書かれ薬局等で売られている)の入浴剤には、硫黄がたくさん含まれていますので、これを加えたお湯に銀製品を入れると、いっぺんに黒くなってしまいます。銀製品のはずなのに、上記の方法で黒くならない場合は、表面にロジウムメッキ等の特殊な加工をしてあることがあるようです。

100円銀貨(95%の純度)と銀板(100%銀) 100円銀貨と銀板をゆで卵に差し込む
硫黄分を含んだ入浴剤610ハップ 100円銀貨と銀板を610ハップに入れる